〜”izzy”さんからのメール その1〜

ぼくは、まともに楽譜など読めなかったしRockのコピー譜などあまり買った事はない。僅かながら解るようになった現在、その大半が間違いだらけなのも知った。しかし唯一、中学時代ギター弾き初めにFREEのコピー譜に夢中になった。 好きだった。もう絶版だと思うがこれこそ自分にとってのギター”事始め”。その本の解説者であるizzyさん、River-sideの山口伊津巳さんと親不知の長尾氏を通じて知りあいになった。..といっても今現在(2000/12)、山口さんとはメール交換のみの関係?なんだけど...(山口さんも言ってます、メールの凄まじさを...”THE WHOのマジックですか!”と)この経緯については、NEW ASIAのBBSを遡ると明らかになります。

以下、氏からのメールよりTHE WHOに関する部分を、勝手ながら...(by Daimyo)

 

「...自分は、フーは83年のラストツアー、それとQUADROPHENIAをLAとアナハイムで、そしてこの夏のコンサートをニュージャージーでと、都合4回ほど見ました。LAのコンサートはいてもたってもいられず観に行きました。ご存知の通りピートはほとんどがアコースティックで、最後の3曲でエレクトリックを弾いてました。偶然にもストラップが外れてギターが床に投げだされたんですよ。その時のオーディエンスの反応が凄くてね。

昔のように叩き壊すんじゃないかって。ところが彼は、胸の前で十字をきる仕草をしてまたギターを弾きつづけたんですよ。このシーンは、とても印象に残ってますね。何かわからないけど胸が熱くなったな。それと一曲目のTHE REAL ME!!その音の大きさとステージングのカッコよさ。まぎれもないフーの音なんですよ。自分がフーの音楽にはじめて触れたのが17か18でサマータイムブルースだったと思います。確かシングルを買ったんじゃなかったかな。裏面が、シェイキン・オールオーヴァー。それ以来少しずつ聞いていたのですがいまいちわからなくて。それが、ある時を境にとりこになってしまったんですね。あの独特のうねりと破壊的なステージ、それぞれがそれぞれの音を本当によく聞いていく中で展開していくインプロビゼイション。楽曲のよさもさることながら、背景に見える優しさとか。バンドなんですよね、ザ・フーは。たぶんピートの影響が強いと思いますが、バンドの持つスピリットとあの形態とでも言うのかな、そのあたりにとても心を揺さぶられるんですよ。ピートとキースムーンの関係は、互いのよき理解者でありファンでもあった。そうでしょ?共通のものを感じるんですよ、ザ・フーには。...さて、今年のフーはもう70年代に戻っちゃった。ステージングはそのまんま。自分らの曲を懐かしんでるという感じもありましたが、自分が好きだったころの音でしたね。3人とも何も変わっちゃいない。ルックスは変わっても、スピリットは何も変わってなかったですよ。ピートが出てきて、オープニングの前に”ガッツ”て凄い音量でコード一発弾いたんですよ。もうこれでわかった。そのあとは夢の如し、でした。フーは見ないとわからない、ほんとそう思います。こういう言い方は良くないかもしれないけれど、向こうで見るバンドですね。オーディエンスの凄さ、彼らの音圧はあの雰囲気でしか味わえないような、そんな気がします。ドラムも良かったですよ、ザック・スターキー。キーボードは、あのラビット!!メンバーはこの5人のみ。これだけでも、エキサイティングでしょ...」

 

山口さんメール最後の!!の意味わかる人は仲間です〜そうですよね。近日中(2000/12

現在)izzyさんのページ、オープンです。ぜひ行ってみて下さい。

http://www.izzy-web.net

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